Collaboration

"Thank you for your very nice message."

メールの返事が来た。オレと同じ遺伝子に注目しているアメリカの研究者。その遺伝子を10年くらい前にクローニングして名前をつけた人だ。Chlamyでは核の遺伝子のknock-outがなかなかできなかったせいか、機能は未知のままだった。オレの方ではconditional expression系の形質転換株を採り、phenotypeも見えてきたところだった。一方で向こうはRNAi株を作って、やはりphenotypeがpreliminaryだが見えてきたところだったらしい。

先刻の国際会議でうちのボスがオレのデータを発表したところ、共同研究にしないか、という話になったらしい。で、ボスの帰国後にこっちで話をして、共同研究に乗り出したわけだ。競合はできれば避けたい。お互いに足を引っ張り合うよりも、共同で進めた方が真実にはより早く辿り着けるしな。

海外の研究者との共同研究は初めて。前いたラボには外国人がたくさんいて共同作業は幾度となくやってきたが、それは同じラボ内でのこと。別のラボ間で、となると、やはり緊張する。メールの言葉も、慎重に選ばなければ。

返事を読んでみると・・・RNAi株は2株しか採れてないだとぉ!?Σ( ̄□ ̄;
しかも2株間でphenotypeが違うって!!??

それってどーよ・・・(~~;

phenotypeを確認して、来週末には株を送ると言ってきた。こっちでも形質転換をするからコンストラクトを送って欲しいとはメールしておいたが・・・どーなるんやろ(~~;