申請書に思ふ

本日、ようやく一連の申請書の執筆が終わりました。月曜に科研費、今日は日産科学の延長申請をそれぞれ提出完了〜(/ ̄▽ ̄)/

でもねぇ・・・科研費の方は事務の人にチェックしてもらって提出できてんけど、日産科学の方は今ひとつすっきりしないのよねぇ。
とゆーのが、
・Web登録で受付番号とパスワードが発行されるはずが、パスワードが発行されてない。
・メールで送られてきたインストラクションには郵送については一言も触れられてないのに、Web登録の最後で”郵送もお忘れなく”という表示が出た。

何がどーなってんねやろ?(~~;)まぁ、なんかあっても先方の落ち度やゆーことで、なんとでも文句は言えるでしょう。

それにしても申請書ってのは、何度書いても今ひとついい気分にはなれない。論文の場合はその道の玄人相手に事実を伝える文章を書くのに対して、申請書の場合は研究費をもらうために素人を説得する文章を書かなあかんからね。ウソとまではいかないが、どうしても誇張を含んだ文章になってしまう。自分で書いてて”ホンマか?”って思ってしまうことが多々あり。


知り合いの先生が言ってた。
”僕らは文書書くために研究やってるんじゃない。時々、自分が何やってるのかわからなくなるよ。”


申請書を書くには、実に時間がかかる。研究のための時間を割かなきゃならない。おまけに自分でも疑わしいような文章を、時には書く必要がある。が、これをしないとには研究は続けられない。
確かにまぁ、お金を出す方の立場になってみれば、よっぽど余裕がない限りは成果の上がらないような研究にお金は出せへんわな。が、基礎研究やってる人間から言わせれば、基礎があるからこそ応用が成り立つわけで。


なかなか難しいもんですわ( ̄^ ̄;)


個人的には、”科学を推進しよう”という最近の国の動きはポジティブに捉えている。オレが4年生の頃は、学位を取っても国内にはほとんど就職先は無くて、先輩方は皆海外に出て行ってた。が、最近は”ポスドク募集”の案内がよくメーリングリストで廻ってくる。政策の進め方としてはまだ十分なものではなく、現場を見ていない部分も多いが、動き始めてくれたコトを評価したい。オレ自身、まだ国内でくすぶっていられるのは国が動いてくれているお陰だと思う。もう少し時間が経てばもっと科学に対する理解も進んで、研究費ももらい易くなるといいな、と思う今日この頃です。