黄色の絨毯

いつもの銀杏並木。ここ数日は、見上げるよりもむしろ見下ろすようになってきた。アスファルトに描かれた黄色の模様に、つい見入ってしまう。


・・・時折匂ってきますが(; ̄^ ̄)それもまた一興。


こういう時に限って、ふだんは大して働いていない(ように見える)そうじのおっちゃん、おばちゃんたちが、せっせと落ち葉を集めていく。加えて、明日は学内の”クリーン作戦”なるものが行われるらしい。もう少し秋の情緒に浸れる空間を楽しませてほしいとも思うが、落ち葉は放っておくと車のスリップの原因にもなるので、まぁ仕方ないかとも思い。

今日の写真は、ある絵をマネして撮ってみますた(・∀・)


東山魁夷 ”行く秋”


描かれているのは銀杏ではありませんが(^^;)まぁ黄色が同じってことで。
一面黄色の、とっても綺麗な絵。過ぎ行く季節の儚さよりも、むしろ作者がこの光景を見たときの感動がよく伝わってくる。おそらく同じ作者が同じモチーフを描いても、その時その時で違う絵が描き上げられるだろう。絵ってのは、こういうところがいい。描く方は自分の解釈を自由に与えられるし、観る方は自由に想像できる。写真がその時の事実を切り取るのに対し、絵はその時の気持ちを映しとるといったところか。

モノは、香川県東山魁夷せとうち美術館にある様子。芸術の秋も終わろうとしているが、個人的には秋であろうがなかろうが芸術には触れたいわけで。彼の他の作品もあるようなので、一度は行ってみたいものです。お好きな方はぜひ。