Artな日々

この春くらいから、よく美術展に出かけてる気がする。先週は京都市美術館の”フィラデルフィア美術館展”、今日は大丸梅田の”モディリアーニと妻ジャンヌの恋物語展”に行ってきました。


フィラデルフィア美術館展は、印象派が中心の展覧会でした。そのせいか、アートファンがうじゃうじゃいましたわ(~~;)まぁ、閉館1時間半くらい前に行ったのでまだマシだったとは思いますが・・・

印象に残ったのは、ルノワールの”ルグラン嬢の肖像”と、ピサロの”ラクロウ島、ルーアン”。あとマネの作品で、海上で戦闘中の何隻もの船を描いた作品。作品名を忘れました(^_^;)”マネってこういう絵も描いてたんや”ってな感じで。かなり迫力のあるところが印象的でしたわ。”ルグラン嬢の肖像”のモデルとなっているのは、8歳のルグラン嬢。8歳の女のコの可愛らしさがものすごくよく表現されていて、しば〜らく立ち止まって見入ってしまいました。個人的には、あれは”萌え”とはまた違うと思いマス(笑)ピサロラクロウ島は、あの霧の雰囲気がなんとも言えずいい。印象派の絵は、往々にして癒しの効果がありますなー。


今日のモディリアーニ展は、絵画展としてはイマイチな気もしましたが、モディリアーニとジャンヌの関係を垣間みれたという意味で良かった。というか、モディリアーニの作品の中でもジャンヌの肖像があまりに光っていて、他の作品がかなりくすんで見えたような・・・

画家の生活環境だとか時代背景だとかを知ると、絵の見方がまた変わってくるもの。モディリアーニとジャンヌが出会ったのは1916年頃。で、モディリアーニが病死したのが1920年。ジャンヌが自殺したのが彼の死後2日後。たった4年の間に2人は出会い、恋に落ち、結婚し子供を授かって、他界している。モディリアーニの作品も、この間に一気に著名な作家と並ぶようになっている。ジャンヌの肖像があまりに光を帯びて見えたのは、そこに幸せが凝縮された故か、などと想像してみたり。4年といえば、オレが京都に移って来てから今まで+ちょっと。そんな短期間で影から光、そして永遠の沈黙へ・・・そういう人生ってどうなんだろう?とか。あれこれ考えてしまいます。


来週は伊勢丹ピカソ展かな(  ̄▽ ̄)