通し矢

今日は成人の日。新成人本人たちは大人の仲間入りを果たしたことを自覚し、周囲はそれを祝福する日です。普段構内を歩く20前後の学生(2年生あたり)を見ると実に頼りないのだが、成人の日だけはなぜか凛々しく、頼もしく見えます。自分が責任ある大人になったことを少しでも自覚し、これからも成長していって欲しいものです。

成人の日といえば、自分自身は成人式には参加せず、京都三十三間堂の通し矢に参加しに来ていました。そこは和弓を引く者の特権。一生に一度の思い出は作っておかねば。ちなみに三十三間堂の通し矢への参加資格は、新成人であり、かつ初段以上を認許された者。高校の時に二段まで取ってたので余裕でしたわ( ̄▽ ̄)v大学に入ってから始めた友達も、真面目に練習していたヤツは全員初段を取れていたので、10人くらいでのちょっとした旅行になりました。

通し矢は実はお祭りではなく、全国大会の一環なのです。予選は一手(2本)引いて、2本とも中てた人が通過。ですが、2本とも中ててしまうと友達が京都観光に出かけている間会場にいなければならず一人寂しい思いをすることがしばしばあるので(笑)、1本めを中てた人はわざと2本めを外すこともあるとか。ちなみに自分の場合、甲矢(1本め)は軽く外したので、乙矢(2本め)は全力で中てにいってきっちり入れてきました。終りよければ全て良し。

ここまで読んで”あれ?”って思った人、たぶんいると思います。テレビで報道されるのは主に女子の部。ですが、ちゃんと男子の部もあるんです。カメラを持っている人たちからは”早く終れ”的な視線を浴びながらやってるんです(T_T)まぁ確かに、女性陣が晴れ着で華やかなのに対し、男性陣はほとんどがフツーの弓道着(白の道着に黒の袴)なので、見た目の演出も何もあったもんじゃないですからねぇ。自分は四段の審査を受ける前だったので黒の和服で行きましたが、それでも黒一色。収まるのは身内のカメラの中だけ。いいのよ楽しけりゃ(T_T)

あれから13年。何の因果か京都にいる。京都は今年で最後やし、ちょいと三十三間堂を覗きにでも行ってみようかなぁなどと思っていた矢先。


今朝の特○ネにて。


”昨日、京都三十三間堂では恒例の通し矢が行われ・・・”






Σ( ̄□ ̄;




昨日やったんですか(~~;)ちゃんと事前に調べておくべきでしたな。


京都にまだしばらく居る方々、機会があればぜひ観に行ってくださいな(・∀・)