先日、某植物系有名ジャーナルからメールが届いた。


”Dr. ○○ has suggested you as a potential reviewer for the manuscript...”


最初は何のコトやらさっぱりわからなかったが、よくよく読んでみると”この論文のレビュー(査読)をしてもらえないか?”というメールだった。


一応雇われの身なので、ボスに相談。海外出張だったのでメールで。


”ためになると思うし、やってみたらいいんじゃない?”


と、いつもの軽い調子でお返事。


論文のレビューは、基○研時代も京都時代も、ボスのところに依頼がきたのを丸投げされたお手伝いしたことはあったが、自分のところに直接依頼が来たのは初めて。研究者としてはまだまだ駆け出しやと思うけど、1つの遺伝子の解析について3つ論文を出してると、他の生物種でその遺伝子の解析が行われた時にreviewerの候補として挙るのか。いずれの論文でもCorrespondingになっているうちのボスの方ではなくfirst authorとなっているオレのところに依頼がきたことを、認められたと考えれば、それは非常に嬉しいことだ。


ってことで、ジャーナルのHPにアクセスして”引き受けます”のお返事。


”10日以内にコメントを返してください”。







まぢでっ!?ΣΣ( ̄□ ̄ノ)ノ





10日って短か過ぎくね??まぁしゃーないか。


っつーことで、3日で読んで2日くらいでコメントの原稿を書いて、ボスは海外出張でいないので京都時代の某助教のセンセにお願いして2日くらいで英文を直してもらい内容が変わってないか最終的なチェックをして、なんとかリミットに間に合わせました(;´д`)=3ヘンな論文ではなく、データは不十分であるけどむしろかっちりしていて、でもなぜかデータの解釈と結論はことごとく間違っていた論文だったので、教育的指導的なコメントになりました(^^;)


”Thank you for reviewing the paper referenced above and providing detailed comments.”


と、Editorより。こうやって、少しづつ名前の知れた研究者になっていくのかなぁなどと想像してみたり。また一つ、研究者としての経験を積んだように思ったのでした。