北京の印象〜その1

北京は、とにかく街でした。


オリンピックが開かれただけあって、空港は新しくてきれいで、設備も調っていました。空港から街へ接続する高速道路も広くて整備されていて、街には大きな道路と高層ビル。地下鉄もよく整備されていて、日本のような雰囲気を感じました。

街はぱっと見はきれいだけど、よくよく見ていくと、一本路地を入るとゴミの散らかった通りがあったり明らかに低所得者のものとわかる住居があったり。街中でも、お洒落に着飾った女のコが歩いているかと思えば、ぼろぼろの服で今にも壊れそうな自転車をこいでいる人がいたり。急速な発展のために生まれた格差を垣間見たように思いました。

地下鉄に乗ってて気がついたのは、ドアが開くと乗ってる人が降りるのを待つ人とそうでない人がいること。雰囲気からして、前者は北京の市民で、後者は地方から出て来た観光客ではないかと。北京オリンピックの時にマナー面でもいろいろと改善されたようですが、それが国民全体に浸透するには、まだまだ時間がかかりそうです。


オリンピックの会場となった鳥の巣と、オリンピック公園から見た北京の夜景。この後、中心街である”王府位”に行ったのですが・・・フツーの街でした。日本とたいして変わんない。ヨーロッパの大都市に行くと、その街の歴史と独特の雰囲気を残しつつ新しい物を取り入れていますが、北京はごっそり入れ替えた感じ。なんだかねぇ。


が、紫禁城の周辺はそれなりにいい雰囲気でした。子供のころにジャッキー・チェンクンフー映画で見たような(笑)あとうちのボスの話によると、少し街の中心から離れたところには古い住居が立ち並んでいて、中国らしい雰囲気だったとか。今回はそこまで時間が無かったので、また行く機会があれば、というところ。


でも街の中心から離れたらますます英語は通じひんのやろなぁ・・・(´д`)


英語の話が出たところで。北京は観光地なのでそれなりに英語が通じるかと思っていましたが、びっくりするくらい通じませんでした。街中の飲食店、土産物屋はほぼ全滅。ご飯を食べに行ったところでは、メニューに英語の説明があるのがせめてもの救いでした。

まぁ、じゃぁ京都の四条あたりでふらっと入った居酒屋で英語が通じるかと言えば甚だ怪しいものですが(^_^;)


物価は、日本の10分の1くらい。とにかく安い!ご飯はかなりご馳走を食べてもせいぜい50元(600~700円)くらい。スッポンが丸ごと1匹入ったスッポン鍋も、なんと22元!缶ビールは1~2元!地下鉄はかなりの距離を乗っても2元!が、外資系のものはそのまま(世界標準?)の値段で売られているらしく、例えば(知り合いの話だと)スタバのコーヒーは1杯30~50元くらいだったそうで。スッポンよりも高い(笑)


街にはあまり魅力を感じなかったけど、ご飯は安くて美味しいところでした(笑)



歴史的建造物は、万里の長城紫禁城を見てきました。とりあえず見とかないと、って感じで。これについてはまた次で〜。